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2007年 11月 26日
「頑張って!私も頑張るから。」
「頑張って!私も頑張るから。」

そう言われると、胸がギューってなるなぁ。

頑張ろうとも思えるな。

だって、一方的に頑張るんじゃないんだよ。

誰かと一緒に頑張ってるんだもん。

心強いな。。。



「正直、もうだめかと思った時期もあった。

 でもあきらめるのは簡単。

 辞めるわけにはいかない。

 苦しいからこそ向かっていかないといけない」


記者会見でこう述べて、

大関の魁皇が、

引退する事よりも

現役続行を発表した。

若貴や曙の同期の魁皇

一人、今も相撲を取り続けている。

今度という今度はもう35歳だし

限界なのかな〜と思ったけれど、

毎日、凄い歓声と応援の中で、

やっと勝ち越して

満身創痍だったけど、

引退の危機を逃れた。

全盛期の魁皇は

本当にすこぶる強かった。

言っとくけど、底力でいったら横綱より強かったんだから。

大木のような右腕から繰り出される上手投げが大好きだった。

僕は、中坊の時からずっと魁皇の大ファンだった訳で、

引退する事になるかもしれない今場所の相撲を

しっかりこの目で焼き付けておこうと思って毎日テレビ見てた。

もともと魁皇は、とてもカリスマ性のある力士だって自負してたけれど、

14日目に、琴光喜に勝って

感動の勝ち越しを決めた時に、


それを心底喜んでいる場内のお客さんのスタンディングオベーションの

割れんばかりの拍手をテレビ見ていて、


うわぁ、あそこまで人々から祝福されて、

必要とされて、

その相撲道に敬意を評されているって、、、


「強い弱い勝つ負けるとかじゃなくって

 魁皇という一人の人間として

 その存在自体が、

 本当の意味でカリスマな力士になられたんだなぁ。」


って、目頭が熱くなった。


勝ち越せてよかったよ〜。

だってやっぱりまだ辞めて欲しくないもん〜。


「ひとつの時代が終わることは、とても淋しい事だから・・・。」



でも魁皇も、もう現役生活は実際の所長くはないんだと思う。

だけど、記録にも記憶にも遺る事になった魁皇の

現役生活を最後まで

いちファンとて見守らせて頂こうと思っている。

義務だから。


「夢をありがとう魁皇。」


                                      2007・11・22
by ill621 | 2007-11-26 07:04


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